もうすぐ春ですねえ うちに遊びにきませんか。

昨日のことです。

昨日は、Hさんと待ち合わせしてB先生と泌尿器科のN先生ンとこ

行って来ました。

B先生ンとこのクリニックの前に立つとドア越しに、

Tさんが、こっちを向いているのが見えました。

私がTさんに「おはようございます!」と言うと、

Tさんは私に、神妙に、「おはようございます。」って言いました。

私は「あれ?」、「どうしたのかな?」と思ったら、

私の隣に、Hさんが立っていました。

Hさんは私の相談員かつ教育係なのでTさんも私も、一瞬、ヒヤッとしました。

でも、大事なとこなので、私は、

「Tさん!はい!ヒヤシンス!」って言ってTさんに

ヒヤシンスの花を、2ポット、渡しました。

「一個はTさんに。」「もう一個はここに。」って言って渡すと、

「えっ?」「此花、あなたが買ってきてくれたの。」

「この花、僕にくれるの?」って言って

めちゃ嬉しそうな顔をしました。

私が、「私ね、Tさんのためにヒヤシンスって言う歌を作ってたんだよ。」

「作詞作曲、私だよ。」って私が言うと、

Tさんは「ホントだ、この人天才だ。」とか、なんとか、言っておいででした。

そうこう、している内に、Hさんは次の仕事が待っていて、

そしたら、看護師さんのIさんに、私じゃなくてHさんだけが呼ばれて

私はパニックです。

何故ならば、私は、このあいだ来た時に、血液検査をしているんです。

私はすっ飛んで、Tさんのとこに行きました。

「私、癌なの。」「死んじゃうの。」って言いました。

Tさんは、「別に大丈夫なんじゃなあい?」

「僕は何も聞いてないよ。」って言いました。

私はひとまず、待合室の自分の席に戻りました。

でも私は、また、Tさんんとこにすっ飛んで行き、

「Tさん、私、死なない。」

「あと、30年でも50年でも生きるの。」って言うと

Tさんが「あなた、大丈夫だよ。」

「あなたの言う通り、あと、30年でも50年でも生きられるよ。」って

言ってくださいました。

                                    つづく