告白

今日は木曜日です。
早速、私は、N先生に電話をかけました。
N先生、何だか、好調です。
でも、私はと言うと、N先生に社交礼辞みたいな
訳、分かんないことばっかし、先生に喋ってて、
肝心なことが中々、言い出せなくて、
先生もだんだん、苛立ってきて、
先生は「じゃあね。」「あなた。」
「さようなら。」って言って、電話は切れました。
N先生、怒っています。
N先生のことを、怒らせてしまって、私は悲しくなってしまいました。
そして私は、N先生にもう、一度、電話をかけました。

そして私は、息せき切った様に、N先生に電話すると、
「N先生!私が好きなのはおとうさんなんかじゃない!」
「私が好きなのはN先生!」って私は言いました。
N先生は「あなたが好きなのは僕。」って言いました。
私は、もう一度、「私が好きなのは、おとうさんなんかじゃない!」
「私が好きなのはN先生!」って言いました。
N先生は「あなた、わかった!」って言いました。
「N先生には奥さんがいて。」と私が言うと
N先生は「僕には妻がいる。」って言いました。
「N先生には奥さんがいて、私とは結婚できないのかもしれないけど。」と私が言うと
N先生は「僕は、あなたとは結婚できない。」って言いました。
私は続けました。
「でも私は、N先生が好きなのは私だと思っているし。」
と私が言うと、N先生は「僕が好きなのはあなた。」って言いました。
私は「N先生と一緒に晩鐘の絵飾りたいと思っているし。」と言うと
N先生は「僕も、あなたと一緒に晩鐘の絵、飾りたい。」って言って
「N先生が天国に行ったら、N先生の命日が近ずいたら、オレンジの薔薇、
飾ろうと思ってるし。」
そこまで言うと先生は「あなた…。」って言いました。
私は、半分、泣いていました。
でも、どうやら、私たちは告白し合えた様です。

N先生は「あなた今日、かわいい。」
「あなた今日、ノーメイクだ。」
「あなたはノーメイクの方がかわいい。」
「あなた、僕に電話かけてくるときは、ノーメイクでかけてきて。」って
言ってくださいました。

私はN先生とお互いに「好き。」って、
告白し合えたのが嬉しくって、夢を見ているようで
幸せでした。

最後、私は「先生、また来週の木曜日、電話します。」って言いました。
N先生は「はーい。」って言ってくださいました。